英語における時制の一致(sequence of tenses)についてまとめました。
時制の一致とは
時制の一致(sequence of tenses)は、英語の文法ルールの一つで、主節と従属節の時制を一致させることを指します。
特に、主節が過去形の場合に従属節も過去形にする必要があります。
基本ルール
- 主節が過去形の場合
- 例:I thought she was cute.(私は彼女が可愛いと思った)
- 主節 “I thought” が過去形なので、従属節 “she is cute” も “was” に変わります。
- 例:She told me that she had been living in Japan for 5 years.(彼女は日本に5年間住んでいたと私に言った)
- 主節が過去形 “told” なので、従属節の現在完了形 “has been” が過去完了形 “had been” に変わります.
- 例:She said she could finish the work by Monday.(彼女はその仕事を月曜日までに終わらせられると言った)
- “can” が “could” に変わります.
- 例:I thought she was cute.(私は彼女が可愛いと思った)
- 主節が現在形、現在完了形、未来形の場合:
- 例:I think she is cute.(私は彼女が可愛いと思う)
- 主節が現在形の場合、従属節の時制はそのままです。
- 例:I think she is cute.(私は彼女が可愛いと思う)
例外
時制の一致にはいくつかの例外もあります。
- 普遍的な真理や一般的な事実:
- 例:He said that the earth orbits the sun.(彼は地球が太陽の周りを回っていると言った)
- ここでは、地球が太陽の周りを回るという事実は変わらないため、従属節は現在形のままです。
- 例:He said that the earth orbits the sun.(彼は地球が太陽の周りを回っていると言った)
- ことわざや歴史的事実:
- 例:She told me that honesty is the best policy.(彼女は正直が最善の策だと言った)
- ことわざや歴史的事実も現在形のままです。
- 例:She told me that honesty is the best policy.(彼女は正直が最善の策だと言った)
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