【名詞の種類】普通名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞、固有名詞

名詞の種類(普通名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞、固有名詞)について英語入門者向けにまとめました。

【名詞の種類】普通名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞、固有名詞

名詞は物などを表し、普通名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞、固有名詞の5種類があります。
たそれらを可算名詞(数えられる名詞)不加算名詞(数えられない名詞)の2種類に大別もされます。

種別 概要
普通名詞 物などの個体(Car、Bookなど)で、通常は加算名詞として扱われる。
集合名詞 同じような性質を持った1つの集合体(family、teamなど)で、通常は加算名詞として扱われる。
物質名詞 物質を表し、通常は不加算名詞として扱われる(iron、water、teaなど)。数量を表す場合は「a piece of pizza」「a cup of (tea)」などの語句を付ける。
抽象名詞 抽象的なものを表し、通常は不加算名詞として扱われる(beautyなど)。数量を表す場合は「a piece of」などの語固有名詞|人や場所などにつけられた名前。通常は不加算名詞として扱われ、頭文字を大文字にする(Tomなど)。

【集合名詞】2つの用法

集合名詞には2つの用法があります。

用法 概要
単数にも複数にもなる集合名詞 family、team、classなど
常に複数として考える集合名詞 policeなど

【名詞の数】単数と複数

名詞には「単数」「複数」の区別があります。
単数形の名詞を複数形にする場合は規則的な変化と、不規則な変化があります。

規則変化

●多くの単語は「s」または「es」を付けます。
●「子音+y」で終わる名詞はyをiに変えてからesを付けます。
●「母音+y」の名詞は、yはそのままでsだけを付けます。

【例】
cats(ネコ)、dishes(皿)、cities(都市:city)、copies(コピー:copy)、days(day:日)

不規則変化

例えば以下の名詞を複数形にすると、語尾にsやesが付かずに、名詞の形が変化します

【例】
children(child:子供)、men(man:男) →

変化しない名詞

単数形と複数形が同じ形の名詞があります。

【例】
fish(魚)

【名詞の格】主語、所有、目的語

名詞には、主語、所有、目的語の3つの格があります。
文中では他の語句との関係において名詞の語形が変わります。

種別 概要
主 格 Tom|主語になる名詞。ただし、主語以外にも主格になる場合がある。
所有格 Tom’s|名詞の語尾が「’s」になっている名詞。「~の」という意味を表す。
目的格 Tom|目的語になる名詞

【主格の文例】
Tom went to the station.(トムは駅へ行った。)←文の主語
Good bye, Tom.(さようなら、トム)←呼びかけの主格(主語以外の例)

【所有格の文例】
This is Tom’s car. (これはトムの車です)

ただし、無生物の名詞の場合は「of+名詞」の形になることが多いです。次はその例です。
This is the roof of a house.(これは家の屋根です)

【目的格の文例】
目的格は他動詞の目的語や前置詞の目的語、形容詞の目的語のほか、目的語の補語として用いられます。

He can read Book.(彼は英語が読める)

このBookは他動詞の目的語として用いられています。

主な名詞の語尾

名刺の語尾 名詞の例
〜sion decision(決定), extension(内線), permission(許可) □
〜tion position(職), presentation(プレゼンテーション), information(情報)
〜ty security(セキュリティ), opportunity(機会), responsibility(責任)
〜ness business(会社), fitness(健康), awareness(意識)
〜ment department(部), management(経営), retirement(退職)
〜sis analysis(分析), emphasis(強調), basis(基盤)
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