【関係代名詞とは】who・whose・whom・which・that・what・whereの違いと使い分け・例文(例題)

関係代名詞とは?使い方と例文(例題)について英語入門者向けにまとめました。

関係代名詞とは

関係代名詞とは「who」、「whose」、「whom」、「which」、「that」、「what」「where」などのことです。
これらは疑問詞として使われますが、関係代名詞としても使えます。
関係代名詞は、2つの文を1つの文にする場合に使用します。
このとき一方の文は、もう一方の文のある名詞を説明(限定)しますが、この限定される名詞を「先行詞」といいます。

who、whose、whom 先行詞が「人」の名詞になっている時に「who」、「whose」、「whom」のいずれかを使います。
where 先行詞が「場所」の副詞になっている時に使う関係副詞
which 先行詞が「目的格」の名詞になっている時に使う関係代名詞

whoの使い方(主語)

関係代名詞の「who」は、以下のように先行詞(人)に対して「誰は」「誰が」というような意味で使います。

【例文】
I know the boy who is playing the game.(私はゲームをしている少年を知っている)

上記は、以下の2つの文を関係代名詞で1つの文にしています。

文① I know the boy.
文② He is playing the game.

 文②の「He」は、文①の「the boy」と同一人物です。②の文は、①の「the boy」について限定しています。
つまり、「who」の後(関係詞節)が、「the boy」のことを説明(限定)しています。この限定される名詞句を「先行詞」といいます。
多くの少年達からゲームをしている少年に限定するために関係代名詞を使っているイメージです。

なお、 関係代名詞の動詞の形は、先行詞に合わせます。
もし「the boy」でなく「the boys」だった場合は以下のようになります。

【例文】
I know the boys who are playing the game.(私はゲームをしている少年を知っている)

また、「those who(~をする人達)」という使い方もあります。
 この場合の「those」は「those people」という意味になります。

【例文】
All those who think so, raise hand. :(そうだと思う人は手を挙げてください。)

関係代名詞(who)の使い方と例文
関係代名詞(who)の使い方と例文についてまとめました。

whoseの使い方(所有)

関係代名詞の「whose」は、以下のように先行詞(人)に対して「誰の」というような意味で使います。

【例文】
I know the boy whose father is a teacher.(私は父親が教師をしている少年を知っています。)

上記は、以下の2つの文を関係代名詞で1つの文にしています。

文① I know the boy.
文② His father is a teacher.

 文②の「His」は、文①の「the boy」と同一人物です。②の文は、①の「the boy」について限定しています。
つまり、「who」の後(関係詞節)が、「the boy」のことを説明(限定)しています。この限定される名詞句を「先行詞」といいます。
多くの少年達から父親が教師をしている少年に限定するために関係代名詞を使っているイメージです。

この「His」は所有を表すので、1つの文にする場合は、同じ「所有」を表す関係代名詞「whose」を使います。

関係代名詞(whose)の使い方と例文
関係代名詞(who)の使い方と例文についてまとめました。

whomの使い方(目的) 

関係代名詞の「whom」は、以下のように先行詞(人)に対して「誰に、誰を」というような意味で使います。

【例文】
 The man whom I meet today is a teacher.(今日私が会った男性は教師です。))

上記は、以下の2つの文を関係代名詞で1つの文にしています。

文① The man is a teacher.
文② I meet his today.

文②の「his」は、文①の「The man」と同一人物です。②の文は、①の「the man」について限定しています。
つまり、「whom」の後(関係詞節)が、「the man」のことを説明(限定)しています。この限定される名詞句を「先行詞」といいます。
多くの男性達から教師をしている男性に限定するために関係代名詞を使っているイメージです。

この「his」はmeetの目的語であるため、1つの文にする場合は、同じ「目的」を表す関係代名詞「whom」を使います。

関係代名詞(whom)の使い方と例文
関係代名詞(whom)の使い方と例文についてまとめました。

whichの使い方(主語、目的)

関係代名詞(which)の使い方と例文
関係代名詞(which)の使い方と例文についてまとめました。

先行詞が同じでもwhereとwhichに分かれる場合があるので注意

例えば、以下のように先行詞が同じ「the country」でもwhereとwhichに分かれる場合があるので注意しましょう。

【whereの場合】
Japan is the country where I was born.

この文では形容詞節が「which I was born」、先行詞が「the country」です。
先行詞を形容詞節に戻すと「I was born in the country.」となり、前置詞inを追加する必要があります。
つまり、先行詞が「場所」の副詞になっているので、関係副詞は「which」ではなく「where」を使う必要があります。

【whichの場合】
Japan is the country which I visited.

先行詞を形容詞節に戻すと「I visited the country last year.」となります。
前置詞を追加する必要がないため、先行詞は「目的格」の名詞だとわかります。
よって、「where」でなく「which」が正解となります。

関係代名詞(which)・関係副詞(where)の違いと使い分け・例文(例題)に
関係代名詞(which)・関係副詞(where)の違いと使い分け・例文(例題)についてまとめました。

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