TOEIC Part2問題の対策方法についてまとめました。
Part2問題の内容と対策方法
1. 問題形式を理解する
TOEIC Part2は、リスニングセクションの中で25問出題される応答問題です。短い質問に対して適切な応答を選ぶ形式で、選択肢は3つです。
2. よく出る質問パターンを把握する
Part2の質問は大きく4つのパターンに分けられます:
– WH疑問文: What, Where, When, Who, Why, Howなどで始まる質問。
– Yes/No疑問文: Do you~? Are you~?などで始まる質問。
– 提案・依頼・許可: Would you like to~? Could you~?などの形式。
– 平叙文: 疑問文ではない普通の文。
3. リスニングスキルを向上させる
リスニングスキルを向上させるために、シャドーイングやディクテーションを取り入れると効果的です。シャドーイングは、聞いた音声をそのまま繰り返す練習法で、ディクテーションは聞いた内容を書き取る練習法です。
4. ひっかけ問題に注意する
Part2では、単語が同じだけで全く意味をなさない選択肢が頻出します。例えば、質問文と選択肢に同じ単語が含まれていても、それが正解とは限りません。
5. 模擬試験で実力をチェックする
TOEIC公式の模擬試験を利用して、自分の実力を定期的にチェックしましょう。これにより、自分の弱点を把握し、効率的に対策を立てることができます。
6. 問題集やアプリを活用する
Part2に特化した問題集やアプリを使って、実際の問題形式に慣れることも重要です。
【攻略ポイント①】WH疑問文
TOEIC Part2の応答問題で冒頭の疑問詞から解答を判断する方法は以下のとおりです。
1. Who(誰)
- 質問例: “Who is in charge of the project?”
- 解答例: “I think Mr. Kato is.”
- ポイント: 「誰?」と聞かれているので、人に関する情報を探します。選択肢の中で人名や役職が含まれているものが正解の可能性が高いです。
2. What(何)
- 質問例: “What is the main topic of the meeting?”
- 解答例: “The new marketing strategy.”
- ポイント: 「何?」と聞かれているので、物事や内容に関する情報を探します。具体的な事柄が答えが正解の可能性が高いです。
3. Where(どこ)
- 質問例: “Where is the new fax machine?”
- 解答例: “Next to the water fountain.”
- ポイント: 「どこ?」と聞かれているので、場所に関する情報を探します。地名や位置が含まれているものが正解の可能性が高いです。
4. When(いつ)
- 質問例: “When is the deadline for the report?”
- 解答例: “By the end of the month.”
- ポイント: 「いつ?」と聞かれているので、時間や日付に関する情報を探します。具体的な時期や時間が含まれているものが正解の可能性が高いです。。
5. Why(なぜ)
- 質問例: “Why was the meeting postponed?”
- 解答例: “Because the manager was sick.”
- ポイント: 「なぜ?」と聞かれているので、理由や原因に関する情報を探します。理由を説明する文が正解の可能性が高いです。
6. How(どのようにして)
- 質問例: “How can I get to the station?”
- 解答例: “Take the bus number 5.”
- ポイント: 「どのようにして?」と聞かれているので、方法や手段に関する情報を探します。具体的な手順や方法が答えになる可能性が高いです。
【攻略ポイント②】Yes/No疑問文の種類
Yes/No疑問文には以下の3つのタイプがあります。
1. 一般疑問文: 例えば、”Is he coming?” や “Do you like coffee?” など。
2. 否定疑問文: 例えば、”Isn’t it raining?” や “Don’t you agree?” など。
3. 付加疑問文: 例えば、”You’re coming, aren’t you?” や “She can swim, can’t she?” など。
解答のポイント
- 直接的なYes/Noの回答:
- 一般疑問文には、YesまたはNoで答えることが多いです。
- 例えば、”Do you like coffee?” に対しては “Yes, I do.” または “No, I don’t.” と答えます。
- 間接的な回答:
- Yes/Noを使わずに同意や否定を表現することもあります。
- 例えば、”Is he coming?” に対して “I think so.” や “I’m not sure.” など。
- 付加疑問文の回答:
- 付加疑問文には、文の前半部分に対してYesまたはNoで答えます。
- 例えば、”You’re coming, aren’t you?” に対しては “Yes, I am.” または “No, I’m not.” と答えます。
例題と解答
- 質問: “Is the meeting at 3 PM?”
- 解答例: “Yes, it is.” または “No, it isn’t.”
- 質問: “Don’t you have a pen?”
- 解答例: “Yes, I do.” または “No, I don’t.”
- 質問: “She can drive, can’t she?”
- 解答例: “Yes, she can.” または “No, she can’t.”
TOEICのリスニングセクションでは、Yes/No疑問文に対する回答が直接的でない場合も多いので、文脈をしっかりと理解することが重要です。
【攻略ポイント③】提案・依頼・許可
相手に何かを提案したり、依頼したり、許可を求めたりする形式です。
以下のポイントを参考にしてください。
1. 提案(Suggestions)
提案の質問は、相手に何かを提案する内容です。例えば、「Why don’t we…(~しませんか?)」や「How about…(~はどうですか?)」などが含まれます。
- 質問例: “Why don’t we take a break?”
- 解答例: “That’s a good idea.”
- ポイント: 提案に対して肯定的な応答が多いです。「いいですね」「そうしましょう」などの返答が適切です¹。
2. 依頼(Requests)
依頼の質問は、相手に何かを頼む内容です。例えば、「Could you…(~していただけますか?)」や「Would you mind…(~していただけませんか?)」などが含まれます。
- 質問例: “Could you send me the report by tomorrow?”
- 解答例: “Sure, I’ll do that.”
- ポイント: 依頼に対しては、肯定的な返答や具体的な行動を示す返答が適切です。「もちろん」「すぐに送ります」などが正解になります²。
3. 許可(Permissions)
許可の質問は、相手に何かを許可するかどうかを尋ねる内容です。例えば、「May I…(~してもいいですか?)」や「Is it okay if…(~しても大丈夫ですか?)」などが含まれます。
- 質問例: “May I use your phone?”
- 解答例: “Go ahead.”
- ポイント: 許可を求める質問に対しては、肯定的な返答が多いです。「どうぞ」「もちろん」などが適切です。
解答のコツ
- 質問の意図を理解する: 提案、依頼、許可のどれに該当するかを素早く判断します。
- 肯定的な応答を選ぶ: 多くの場合、肯定的な応答が正解になります。否定的な応答は少ないです。
- 具体的な行動を示す: 依頼に対しては、具体的な行動を示す返答が適切です。
英単語・熟語
Part2問題で頻出のフレーズ・熟語・慣用表現を以下ページにまとめました。
音声は1回しか流れないので、聞いたらパッとわかるレベルまで頭にいれる必要があります。
演習問題
以下の演習動画を繰り返し解くのがおすすめです。
裏技
裏技①最初の疑問詞さえ聞き取れれば、解ける問題は多い。
質問がwhenから始まれば、日時を問われている → 日時の返答を選ぶ
質問がwhoから始まれば、人を問われている → 人の返答を選ぶ
質問がwhereから始まれば、場所を問われている → 場所の返答を選ぶ(Mrなどがついているもの)
質問がwhyから始まれば、理由を問われている → 理由の返答(becauseで始まるなど)を選ぶ
疑問詞がなかった場合、
質問が「Do you~?」「Are you~?」 → 「Yes/No」で回答しているものを選ぶ
裏技②ネガティブな返答(Not, No, Never, cancel)をしているものが正解のことが多い。
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