【英語】名詞の格(主語、所有、目的語)の違い

英語で名詞を複数形にするときの規則変化とは?「s」、「es」の付け方などについてまとめました。

名詞の複数形

格(case)とは、名詞の形態変化のことで、主格、所有格(または属格)、目的格の3種類があります。
英文では、他の語句との関係に応じて名詞の語形が変化します。例えば、Tomという名詞は以下のように形態変化します。

  • 主格 Tom
    • 主語、文の補語、呼びかけになっている名詞。
    • ただし、主格は必ずしも文の主語というわけではない
  • 所有格 Tom’s
    • 「~の(所有する)」という意味を表す。
  • 目的格 Tom
    • 目的語になっている名詞

主格の考え方と例文

主語、文の補語、呼びかけになっている名詞。ただし、主格は必ずしも文の主語というわけではなく、それ以外にも主格になる場合があります。

【名詞が主語となる場合の例文】
Tom went to Osaka.(トムは大阪へ行きました。)

【名詞が主格補語となる場合の例文】
 Tom was selected member.  (ジョンはメンバーに選ばれました。)

【名詞が呼びかけの例文】
Good afternoon, John.(こんにちは、ジョン。)

所有格の考え方と例文

「~の(所有する)」という意味を表し、基本的に名詞の語尾が「’s」となります。
所有格となる名詞は主に生物(特に人)です。

【例】
 cat’s yes (猫の目)
 Tom’s ball(トムのボール)

【例外1】
名詞の語尾が「s」で終わる複数名詞の場合、語尾には「’」のみつけます。

 girls’
 ladies’

【例外2】
名詞の語尾が「s」で終わらない複数名詞の場合、「’s」をつけます。
 
children’s
 men’s

【参考】
無生物の場合、所有格ではなく「of+名詞」となることが多いです。

 the roof of a house (家の屋根)

目的格の考え方と例文

他動詞や前置詞、形容詞の目的語になっている名詞です。
また、目的語の補語としても用いられます。

【例】
I can speak English.(私は英語を話せます)
→ Englishは他動詞の目的語
There is a ball on the table. (テーブルの上にボールがある)
→ tableは前置詞の目的語

【その他】
名詞(もしくは名詞相当語句)と、他の名詞(もしくは名詞相当語句)を並べて説明を加えることがあります。
このとき、それぞれの名詞の関係を同格といいます。

 John, my father, is hard to please.  (私の父のジョン先生は喜ばせにくい)
→ 「John」と「my father」の2つの名詞が同格の関係にあります。

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